来月OPENされるT医療センター。
膨大な敷地に建ち、8階建ての建物。
4F~8Fが病棟となり、ベット数は全体で500床。うち個室が30%となっているようです。
今回モア・リビングで製作させて頂いた家具は、
1F 放射線治療室内
1F MRI室デスク
3F 心血管 手術室内 カテ-テル収納庫
を製作させて頂きました。
どの部屋にも触れてはいけない高価な最新の医療機器が、
既にスタンバイされていて、搬入・取付もヒヤヒヤ状態でした。
1F 放射線治療室
全面コンクーリートで覆われたこの部屋は、
自動ドアも他の部屋とは違い、厚く厳重な感じでした。
天井高は3mあり、大容量の壁面収納とカウンター
湿気に弱い医療機器を24時間体制で、除湿機がまわっておりました。
1F MRI室デスク
柱前のデットスペースに引き出しを配置
3F 心血管 手術室内 カテ-テル収納庫
W6000×D650×D2500
カテーテルの種類は部位にあわせ用途やサイズも無数にあり、
今回は全てが納まるような大容量の収納庫となりました。
ただ大きな引き戸の箱というわけではなく
カテーテルは、曲げてはいけない為、袋の状態で吊り下げて収納したり、
箱では立てて収納したりと色々制約がある為、
それらをふまえて、フック等も型から2種類作りました。
動脈手術の現場は、常に血液が飛び回る為、
毎日フロアも水や、モップでお掃除だそうです。
その為、フック・スライドレール・キャスター・品名刺し等、
全てステンレスを使用いたしました。
また、床と壁とのからみには、全てシーリングいたしました。
■吊り下げて引き出せる収納
カテーテルは長いもので1800近くあるものも・・・
サイズに応じて、収納できます。
フック一つ一つに、テプラ等で名称が貼れるよう ステンレスプレート付き。
■立てて収納
1300×150×25t箱用カテーテルがたっぷり収納できます。
カテーテルも新商品が続々発売され、箱のサイズもまちまち。
その為、仕切り板が取外しでき、サイズが変更しても収納できる対応。
命を繋ぐ収納庫といっても過言ではない、手術室内の家具。
貴重なお仕事をさせて頂きました。
ありがとうございました。